自分の指した将棋などで考えたこと参考になったことなんかをメモしていきます。
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ある人との検討その2
2006-08-10-Thu  CATEGORY: 雑記
7月27日深夜。
ある人から電話。王位戦第2局の一日目の封じ手の局面を検討しようじゃないかと。
いやはや、すごい人だ。
第1図が封じ手の局面。
ouisenn-2.1.gif


ぱっと見て思うのは4筋・6筋の位を張ったことが、後手としてはどう評価するべきなのか?
ということと、逆に先手としては4筋・6筋に挟まれている5筋の位をどう評価するべきなのか?
の判断が難しいということ。
可能性のある手は▲6五同銀、▲5七銀、▲7五銀だろうか。

まず、▲6五同銀は自然な一手だ。取れるものは取る森下流。駒得は人を裏切らない。
しかし、そうすると△6一飛▲5六銀△7四角と後手は不安定な銀を攻めてくる。
そこで▲5七金△5六角▲同金△6七飛成とするのは先手が不利。先手の飛車が捌けないから。
では、▲6五同銀はないか?そうではない。△7四角の瞬間に銀取りを受けずに▲2四歩と突く手があるのだ。
△5六角▲2三歩成は後手の歩切れや駒の配置の悪さ(と金で幸便に3三?4三?5二?6一とポロポロ駒を取られてしまう)のために後手が大変。
よって、△2四同歩と取る。
突き捨てを入れて▲5七金△5六角▲同金△6七飛成▲7八角となれば、飛車が捌けるためにいい勝負。
△4七竜に▲4四歩がある人曰く「将棋の手」。▲6五同銀はかなり有力だったと考えられる。
また、△5六角と切る前に△9五歩と端を突き捨てておくのもある。
▲9五同歩△9七歩として、形を乱してから上記の変化にするというもの。
▲9五同歩は利かされなので、▲6六歩△9六歩▲2四飛と攻め合うのもある。
△9七歩成▲同銀△同香成▲同香△9六歩▲9五香(▲同香△同角▲9八香)という変化になるらしい。

第1図で▲5七銀も有力。△6四角▲5六銀△5四歩などは▲6八金寄くらいでもダメ。
6四や7三に角を打っても△5五歩に▲6五銀とかわす要領で指せば先手が悪くなることはない。
後手は単純に指せないわけだ。
そこで、ある人の予想手順はこうだ。
▲5七銀以下△7四歩▲6八金寄(ここで▲5六銀は△7五歩)△7三銀▲5六銀△6四銀(第2図)。
ouisenn-2.2.gif


こんなことまで考えるとはすごいもんだ。
△8二金で固めておいて、次に8四に馬を作っておけばバラバラの後手陣も一気に手厚くなる。
一間飛びの位取り(この場合の4筋と6筋)は筋悪と言われているが、
4筋の位は銀などではなく桂馬で軽く支えているので負担が軽い。
対する、先手の5筋の位を支える銀は使いにくいので、これはこれでいい勝負らしい。

第1図で▲7五銀は△7四歩▲同銀△3九角▲3八飛△8四角成▲6五銀△6一飛▲5六銀△7四馬▲5七金△5六馬▲同金△6七飛成となると第1図で▲6五同銀以下の変化に比べると幾分損をする。

ちなみに、これらのほとんどはある人の考えた手順であって、筆者はここに記しているだけである。
いやはや、本当にすごい人だ。第1図でこれだけ考えようって思う人はほとんどいない。
見習わないといけない。

で、封じ手は、▲5七銀。以下は△4二金▲6八金寄△4四銀▲5六銀△6六歩▲7七角と進んだ。
週刊将棋で▲6五同銀以下の変化が載っているが、△3九角?△7四馬は一手損している。
これはどういうことなのだろう。

封じ手以降の佐藤棋聖の指し手は△6六歩に期待したものと推測するが、
▲7七角にしびれたのではないかと思う。▲7七角をわずか5分で打つのが憎い。
一生に一度でいいからこういう良い手を指してみたいものである。
封じ手以降の数手の間にどういう感想戦を行われていたのだろう。
週刊将棋では触れられていないのが少し残念。
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